その後に発生した、東北地震の津波映像や原発事故のインパクトにより、記憶は薄れてしまっている方も多いでしょうが、私たち木造建築を手掛ける造り手にとって、阪神淡路大震災はとてつもない教訓を与えた災害でした。
住宅は、住まい手の様々な夢や希望を内包した構造物です。
もちろん、省エネ性・快適性・美観など、今の住まい手のご希望をすべてかなえるために、我々は努力を惜しんではいけないと思います。
しかし、今日のこの日に、今一度構造的強度=安全性の担保について、深く考えなければいけないと思います。
19年前の震災でお亡くなりになった皆様の、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
