マイホームをゼロエネハウス(ZEH)にするために不可欠な要因の一丁目一番地は、住宅自体の省エネ性能を高めることであることは、前回書いた通りです。
「住宅自体の省エネ性能を高めること」とは主に、壁や床天井などの断熱材・サッシュの性能を高めることです。
ただ、断熱性能の良し悪しなど一般の皆さんにはどうやって判断したらいいのかわかりませんよね。
安心してください、それは車やエアコンなどのスペックのように、住宅の場合は「Ua値」という指標で一目瞭然わかるようになりました。
「うちの新築住宅は、一年中20度で快適ですよ~」だとか、「外断熱だから冬も暖かい!」などと言っていたハウスメーカーの営業マンは、その根拠=住宅の外皮性能を示さなければいけない時代になったということです。
その一つの指標がUa値(外皮の平均熱還流率)といわれる数値で、これは数値が小さいほど性能が高いということになり、ここ静岡の基準では0.87という数字をクリアしなければなりません。
さらにZEHにするためには、Ua値0.6程度以下でなければ現実的に不可能だといわれています。
それだけ住宅の外皮性能を高めなければ、そもそもZEHと公言してはいけませんよということです。
ちなみに弊社では、標準的設計におけるUa値の目標を0.6以下としております。
さて、次回はもうひとつのZEH不可欠要因、創エネ・高効率設備についてです。