今日は、ゼロエネ達成に不可欠な、創エネ設備・高効率設備などについてです。
前回書いたようにゼロエネ住宅を作るためには、住宅の基本性能である「外皮性能」を高める必要があります。
具体的には、静岡の標準的な省エネ住宅の基準<Ua値0.87>という数値を、<0.6以下>程度までに抑える必要があります。
でも、どんなに住宅自体の外皮性能を上げてみても、消費するエネルギーはゼロにはなりません。
そこで大切になってくるのが、エアコンや照明その他の設備の性能を上げることと、ソーラーパネルなどの創エネ設備ということになります。
特にエアコンなどは、最近省エネ性能をCOPとかAPFという数値で表すようになりましたので、省エネ性能に優れた機種を選びやすくなってきています。

簡単に言うと、この数値が高いほうが省エネということ。各社最高機種ではAPF7を超える機種もあります。相当高額ですが。。。
ソーラーパネルについては、性能は「変換効率」という指標で表されています。
同じ4kwのソーラーパネルを乗せても、変換効率によって発電量に差が出るということです。
住宅自体の断熱性能(Ua値)、エアコンのAPF、ソーラーパネルの変換効率、もちろん証明器具のLED化、IHやエコキュートを選ぶのかエコジョーズなどのガスを選ぶのか、住宅のゼロエネ化には様々な要素を検討しなければなりません。
次回はZEHについての国策を含めた今後の方向性や、ZEHに関する補助金などについてです。