
最近では、上棟式を省略する業者さんも多いようですが、たとえ略式でも、上棟式はやっておいた方がいいと思いますよ。
又、大工さんたちに宴席を設けることが、「上棟式」のように考えられ、
「面倒だからやめとこう」なんて思って、やめられる方も多いようですが、
本来上棟式の意味は、建物の守護神に建て方までの無事を感謝し、
これからの工事の安全等を祈るとともに、匠の神に間違いのない工事を祈願するものです。
形式はどうあれ、神に感謝する神事なんです。
住宅の工程がどれだけ「機械化」されようと、現場で材料に心を込めるのは、今も昔も職人さんたちです。
施主様が、棟梁とともに神様に職人の安全を祈願してくださるという気持ちこそが、
腕のいい職人を奮い立たせ、その気持ちに感謝するものです。
家は人が創るもの。施主様と職人さんたちの信頼関係も、現場では大切な要素ですね。

もちろん、お父さんが一念発起して建てている家を子供たちが見て、
「お父さんすっげー!」と父親の威厳が向上する効果も、上棟式にはありますよ!
略式でいいですから、ぜひ行ってくださいね