このほど政府(農水省・国交省)は「公共建築物木材利用促進法案」を発表し、
公共建築物のうち低層の建築物における木材利用を後押しする構えを見せています。

日本は森林国家なのに、非住居系の建築物に関しては木造が排除されてきた歴史がありました。
これは、1950年代に広がった「木と紙でできた建物は燃えやすく弱い」という考えに基づいた傾向とのことです。
法案自体には強制力はないにしろ、近い将来「木」をふんだんに使った市民ホールだとか、
老人ホームなどが増えてくると、公共建築物もずいぶんと表情豊かになり、
町の風景としても暖かみ出てきそうで、とても楽しみです。
あまりいいところのない民主党政権ですが、中にはいい法案もあるじゃないか!と唸ってしまいました。