ちょっと難しい話になりますが、現在国交省を中心に進められている、住宅の省エネルギー基準の見直しにより、住宅の「年間予想光熱費」などを計算するための、根拠となる住宅の性能については、現在一般的にはQ値(熱損失係数)というものを算出して、これを根拠にどれだけのエネルギーを使う家なのかを計算します。これを、光熱費換算することで、住宅を建築する前に、だいたいの光熱費が予想できるというわけなんです。

しかし、今回この計算根拠であるQ値の利用が廃止されるかもしれない、という方向性をこのチームが発表しました。
今後は、Q値ではなくN値(熱伝導率)を使用して計算しなさい、とうのが今回の一番大きな変更点。
QでもNでもいいから、もっと速く言ってくれ!こっちは、文系の頭にムチを入れて、必死でQ値計算を理解したのに!
特に、当社のように「パッシブ・デザイン」を主張している工務店にとっては、この計算はいわば生命線なんです。
これからまた、号泣しながら勉強します。N値を。(涙