
ここ清水でも、「防災フェスタin清水」というイベントが、フェイスブックによる呼びかけで開かれ、多くの賛同者が集合したようです。
あの日から1年、私達住宅に携わる人間も様々なことを考え、新たな決意でそれぞれの道を歩み始めています。
様々な衝撃的な映像がTVを通じて流されたあの時、私が考えたのは、原発事故による弊害の大きさでした。
そして、「節電の夏」を経てその気持ちは益々強くなりました。

電気エネルギーをなるべく使わない=原発がなくても成立する暮らしを模索するなか、以前から勉強会に参加して興味を持っていた、パッシブ・デザインの可能性について深く考え、そしてたどり着いた結論。

それは、建築コストをかけた特別な設備に頼るのではなく、自然の風や太陽といった自然の恵みを、最大限に享受できるパッシブデザインこそが、我々地域工務店の進むべき道だという答えでした。
私たちは、これからもここ静岡の太陽や風を愚直に研究し続け、最適解を探し続けていくことを、この記念すべき日に改めて決意しました。