2014年01月08日

職人さんのいい仕事。

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
年明けから、築25年のお宅の2世帯住宅への改築計画中です。
既存の住宅は、当時清水の工務店さんで新築されたとのことで、構造や内部の造りともに、職人さんがとてもいい仕事をされています。



お父さんが大切に住まわれた、既存の家の趣きと快適さを残しながら、耐震改修や省エネ改修まで踏み込みたいところです。
若い世帯にも満足していただくための社内打ち合わせの影響で、書き込み用の図面が見る見る赤線だらけになってきました。

さて、今年も当社は「強く、美しく、快適」な家づくりをモットーに、お客様とともに造り上げる家づくりを行ってまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  


Posted by akiyama at 11:51Comments(0)家づくり

2013年12月27日

がんばれ、林野庁!

以前にご紹介した、地味な省庁「林野庁」が初めて行った、派手な補助金事業。

材利用ポイント事業が延長されました。

詳細は以下の通りです。

1.趣旨
消費税率引き上げによる駆け込み需要の反動減等を回避するため、木造住宅の建 築や木材製品の購入等にポイントを付与する木材利用ポイント事業を引き続き実施 します。

2.事業内容
木造住宅の建築、内装・外装の木質化、木材製品・木質ペレットストーブ・薪ス トーブの購入の際に、木材利用ポイントを発行し、地域の農林水産品、農山漁村地 域における体験型旅行、商品券との交換等を行う取組を実施します。

【ポイント発行対象】
○ 平成25年4月1日から平成26年9月30日までに工事着手した木造住宅の新築・ 増築又は購入、内装・外装木質化工事(スギ、ヒノキ、カラマツ等の対象木材を過半使 用するものなど)
○ 平成25年7月1日(一部の製品は平成25年10月1日)から平成26年9月30 日までに購入した木材製品(スギ、ヒノキ、カラマツ等の対象木材を過半使用するもの など)、木質ペレットストーブ・薪ストーブ

【発行ポイント数】(1ポイント=1円相当) ○ 木造住宅1棟あたり:30万ポイント
(特定被災区域の住宅であって「全壊」等と認定された場合は、1棟あたり50万ポイ
ント)
○ 内装・外木質化工事:30万ポイント(上限)
○ 木材製品・木質ペレットストーブ・薪ストーブ:1製品あたり10万ポイント(上限)
※ 発行期間等については、ポイントの発行状況等により変更する可能性があります。

この補助金以外にも、いろんなお得な補助金がありますよ!
補助金セミナーで勉強して、賢く家を建てませんか?  


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2013年10月31日

快適な室内環境を確保するために・・・「気密性能編」

当社の地元草薙では、子供会主催による「有度こどもハロウィン」も終わりいよいよ冬に突入という雰囲気です。



さて今日は、当社で毎月発行させていただいている情報誌Akiyama styleの「誌上スキルアップセミナー」の内容をこちらでもご紹介させていただきます。
同誌では、住宅建築を希望されているお客様やOBのお客様向けに、建築に関する様々な情報をお伝えしていますが、8月号からは快適な室内環境と住宅の長寿命化を実現するために重要なことをお伝えしてまいりました。
それは、ずばり、①十分な断熱性能②十分な気密性能③防露主に壁内結露)夏季の日射遮蔽⑤三次元的な通風確保、といった5要素です。



そのうちの気密性能とは、「外気の暑さ寒さをいかにして室内に入れないか」と「快適な室内温度をいかにして外に漏らさないか」についての性能です。
しっかりした断熱性能によって得られた快適な温度も、隙間だらけの家からはどんどん外に逃げ出してしまいます。これでは、快適じゃないだけでなくエネルギーの無駄遣いにもつながってしまいます。

それでは、気密性能を高めるためにはなにが必要なんでしょう?皆さんは、住宅の建築現場で、断熱材を室内に施工している様子をご覧になったことはありますか?
もっともポピュラーな断熱材の施工方法は、建物の間柱(太い柱の間に一定間隔にあるちょっと細い柱)の間に、ふわふわしたグラスウールという断熱材を詰め込んでゆく方法です。実は、この断熱材を施工する際の職人さんのちょっとした手間が、気密性能に大きく関係してくるんです。



具体的には、気密確保のためのビニール系のシートを、隙間なく張りつけてゆくということや、コンセント部分などもビニール系のボックスで覆うといった、単純だけど根気と気配りが必要な、実に細かい作業を確実に行うことが重要なんです。

こうしてしっかり仕事がしてある住宅は、隙間が1㎡あたり5㎠しかないほどの高い気密性能が得られます。

私がいわゆる建売住宅をお勧めしない理由の一つは、こういう細かいけれども大切な部分が確認できないからなんです。



気密性能が高い=室内温度が安定する快適で省エネ  わかりましたか?  


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2013年10月24日

200年住宅の5年目の日

5年ほど前に、超長期優良住宅(通称 200年住宅)として建築していただいたI様邸。

200年分の5年が経過しましたが、新築当時のまま威風堂々とした佇まいを見せています。

外観デザインの中でも、最もこだわったエントランスの重厚感は、時代に流されない普遍的な心地よさで訪れる人を出迎えます。

200年住宅  


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2013年09月19日

まず大切なのは資金計画・・・。なるほど。

今日は、株式会社アセットコンサルティングさんとのコラボセミナーでした。
最初の30分、私が住宅補助金の内容についてご説明して、その後1時間程度は相原FPの「安心資金計画」についての講義でした。
今回のセミナーは、アセットさんの主催ということや、Facebookでのイベント告知もあり、建築不動産業界の方もちらほらお見えになっての開催となりました。


補助金セミナーについては、これまで3回にわたって「お客様スキルアップセミナー」で開催してきましたので、内容について割愛しますが、相原FPの「安心資金計画セミナー」の内容が、とても興味深かったので、すこしだけ書かせていただきます。


マイホームを取得しようとするとき、まず考えるのは予算ですよね。全額自己資金の方は別にして、ローンを組まれる方が予算を決めるとき、まずかんがえるのは「月々の返済可能額」です。


たとえば、月々返済可能額が10万円という方が35年ローンを組んだ場合、金利を含めて最終的に返済する金額は、実に4200万円です。ここからローン計算器などで逆算すると、借りられる元金は3100万円くらいになります。(金利1.8%のとき)
頭金が300万円用意できると仮定すると、この人がマイホーム取得にかけられる経費込の総額
は、3400万円。経費が7%(200万円)程度かかるとして、マイホーム自体の金額は3200万円が限度ということになります。
このように、自分の返済可能額から物件事態にかけられる概算金額を、事前に把握しておくということは、いい物件を探すことやいい建築業者に出会うことと同じくらい大切なことなんです。
それにしても、3100万円の35年ローンを組むと、銀行は1100万円も儲かるんですね。
もっと頑張れ、半澤直樹!  


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2013年06月28日

落ち着いた木目のチークのフローリング。

来月中旬お引渡し予定の、草薙1丁目I様邸の床に、チークのフローリング材が施工されています。
チークといえば、ヨットの甲板や内装材に用いられるほど、水や汚れにく、断熱性も高いそしてなにより杉やヒノキとは違う、落ち着いた木目が特徴です。
無垢床材のなかでは、寸法安定性や加工のしやすさがずば抜けていることから、床材や腰板材としてよく用いられます。



最近では、東南アジア産が主流になっており、価格も高級材料としてはオークなどに比べ、比較的手ごろと言えると思います。



無垢材の施工には、施工技術による差が出やすいので、そういう意味では大工さんの腕の見せ所でもあります。  


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2013年06月10日

住宅補助金をGETするために!

いよいよ今年度の木造住宅に対する各種住宅補助金も出そろいました。
内訳をみると、
国交省:「地域型住宅ブランド化事業」  100万円
国交省&経産省:「ゼロエネ住宅・・・」  165万円
林野庁:「木材利用ポイント」 最大60万円
静岡県:「住んでよししずおか木の家推進事業」 最大30万円
静岡市:「地域材利用促進事業」 最大30万円相当
静岡市に限って言えば、木造住宅に対する補助金の合計額は、385万円ということになります。

但し、上の二つ「地域型住宅・・」と「ゼロエネ・・」については、なかなか厳しい要件を満たした工務店にしか与えてもらえませんので、どこで建ててもってわけにはいきません。
当社としては昨年度、「ゼロエネ・・」1棟、「ブランド化住宅」5棟の建築実績がありますので、今年度も両方の補助金の審査にチャレンジする予定です。
特に、「地域型住宅ブランド化事業」に関しては、すでに静岡パッシブデザインパートナー会の仲間5社での検討会が進んでおりますので、来月にはいい結果がご報告できるものと思っております。

さて、こういった住宅補助金いついて、実際に家をお建てになる皆さんが、意外とご存じないケースが多くみられます。ましてや、毎年コロコロかわる国の補助金については、その存在すら知らないという方も、少なくないのではないでしょうか?
そんなわけで、再来週の日曜日の「スキルアップセミナー」では、今年度の住宅補助金について、「全然難しくない!補助金をもらって家を建てよう!」と題して、詳しくお伝えしたいと思っています。
せっかく税金を払っているんだし消費税も上がるんですから、国や県の補助金を賢く家づくりに利用しましょう!
セミナー参加のお申し込みは 当社HP
または、054-345-1731までご連絡ください。  


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2013年06月06日

昔の人は不安になる?建て方

本日は梅雨の合間を縫って、O様邸の建て方工事が施工されました。



建て方といっても、2×4工法の場合昔ながらの軸組み工法の「棟上げ」といった作業ではなく、あらかじめ工場で加工された「枠」と「構造用合板」を、一気に組み上げてゆきます。

この作業が、速い速い。



大手ハウスメーカーのパネルを組み合わせるような工法を見慣れている方ならまだしも、ご高齢の方々にしてみれば、「こんなもん家じゃねえ!」って言いたくなるくらい、現場での作業は簡略化されています。

でもって、この工法が、地震に強いんです。



大手さんでは、三井ホームが採用しているこの2×4工法、火災保険も地震保険も鉄骨住宅と同じ割引があるほど、耐震性耐火性はお墨付きです。

アキヤマの2×4工法、ぜひ一度ご覧ください!  


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2013年03月14日

「アキヤマは現場がショールーム」的安全大会。

先日、当社の住宅建築に関わる協力業者会全員出席で、「安全大会」が開催されました。

「着工前打ち合わせ」や「大工部会」など、一部の業者さんたちとの打ち合わせというのは、随時行われているのですが、当社の建築に関わる業者さん全員が一同に会しての打ち合わせ会というのは、この年に一度の「安全大会」だけです。



この会では、文字通り工事中の安全を確認し、無事故で工事を終わらせるための、当社からの注意事項や、指示事項の説明を中心に、各業者さんたちへの周知徹底を計ります。

その上で、仕事場である現場を清潔に保つことや、あいさつの徹底など、社会人としての基本も教えたりしています。

ちなみに、講談師のような趣で(笑)説明をしているのは、建設部統括の久保田です。


モデルハウスやショールームを持たない、我々弱小工務店にとって、お客様には、現場でその実力を見ていただくことが一番説得力があります。
それが、タイトルにも書いた「アキヤマは現場がショールーム」という、現場スローガンにつながるわけです。

ハウスメーカーさんや、パワービルダーさん、ほかの工務店さんなどではなく、当社に建築を任せようと考えてくださるお客様には、基礎工事中だったり、大工工事中であったり、完成間近であったり、様々な状態の現場を見学していただいております。

どんなタイミングで現場を訪れても、自信を持ってご覧いただける 「アキヤマは現場がショールーム」 これからも、徹底していきたいと思います。  


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2013年03月14日

やっぱり、財務省が気づいたか~。

既にお伝えしてきたとおり、来年の4月から消費税が、現行の5%から8%に上がります。

住宅建築を考えていたみなさんにとっては、例えば2000万円の住宅にかかる消費税が、現行の100万円から160万円えと、60万円もの増税ということになります。

そんなわけで、当社の「お客様スキルアップセミナー」においても、「消費税にまけるな!家づくり」と題して、これまで3回にわたり、消費税UPと住宅取得タイミングについてご説明してまいりました。

セミナーの中でも話題になったんですが、消費税があがる時期に合わせて、住宅ローン控除の拡充などの措置もされることとなりました。

全体のタイムスケジュールを見ていて、今年の9月30日までに建築請負契約を締結し、入居が4月以降になってしまった人については、消費税は5%のままで、住宅ローン控除は新しい税制の適用を受けられるという、「お得期間」があることに気づき、そんなこともセミナーで説明してきました。

そーしたらなんと、昨日の新聞に・・・。


まあ、そんなにおいしい話はないってことなんでしょうけど、やっぱり財務省に気づかれちゃいました。(笑

これも踏まえて、本当に住宅建築は消費税増税後だと損なのか?ということなどについて、今月もやります!「消費税に負けるな!家づくりセミナー

今月の開催は、24日日曜日。

皆さん、統一地方選の投票に行った帰りにでも、ちらっとお立ち寄りいただければ、とっても役に立つお話が聞けますよ!

詳しい内容は当社HPからどうぞ!
または054-345-1735まで  


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2012年12月10日

寒中地鎮祭

今日は朝から寒かったですね~。

そんな中、静岡市葵区古庄にて、M様邸地鎮祭が執り行われました。

M様ご夫婦と二人のお子さんに加え、近くに住んでらっしゃる奥様のご両親もご参列いただき、寒い中工事の安全を祈念しました。



さて、地鎮祭の作法というのは、地方によってや宗派(?)によっても様々ですが、当社がいつもお願いする神主さんは、四隅をお清めする際に、小さく切った色とりどりの折り紙を撒いています。



今日などは、北風が強く、その折り紙も勢いよくカゼにひらひらと舞っていました。

この光景には、それまでのご祈祷に退屈そうにしていた、M様の長女ちゃんの目がらんらんと輝いていたのがとてもほほえましかったです。



さて、今日から始まるM様邸、真心をこめて建築させていただきます!  


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2012年10月09日

地域住宅ブランド化事業も色々あります《株式会社アキヤマ》

「地域住宅ブランド化事業」今日は、富士山木造提案事業「富士山地域住宅システム」で計画中のK様邸お打ち合わせ中です。



この提案は、富士山の木材を使った、軸組み工法の家づくり。直下率に重視して耐震性を高めるという、当社としても、耐震軸組み工法の設計手法勉強になります。

今月中の確認申請に向け、ここから急ピッチで進めなければなりません。  


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2012年09月24日

消費税増税に負けない家づくりセミナー

少しずつ明らかになってきた、再来年4月からの消費税増税ですが、住宅に関しての経過措置も、ほぼ分かってきました。

現段階でほぼ決まっていることを、お知らせしたいと思います。



1)建築請負契約が、2013年9月30日までに締結されている住宅に関しては、引渡し(完成)が2014年4月1日を越えてしまっても、増税前の消費税率(5%)とする。

2)建築請負契約が、2013年10月1日から2015年3月31日までに締結された場合、完成が2014年3月31日までであれば5%、2015年4月1日以降の場合は8%。

3)2015年4月1日以降に請負契約の場合は、完成が2015年9月30日までは8%、10月1日以降は10%
と、なるようです。

検討された、住宅に関する軽減税率はほぼ絶望的となりました。

ただし、住宅ローン減税については、随時拡充する予定ですので、住宅ローンの組み方によっては、増税分をまかなえる減税となる方も、出てくるかもしれません。

その辺の詳しいことは、10月14日に予定しております、当社のスキルアップセミナーにて、ご説明したいと思っております。

皆様ぜひ、ご参加ください!  


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2012年09月21日

工務店って、あんまりよくわからない!

マイホームに関するさまざまな情報が、すべて手に入るマイホームのワンストップショップ、「Life Up Plaza」(ライフアッププラザ)が、10月に静鉄運動場駅前にOPENします。

地元のまじめな工務店の情報や、土地情報、ローンや保険のこと、賢い資金計画のことなど、ココに来ればすべてがわかります。


営業マンなどがいない、ゆったりとしたスペースで、マイホームのこと、そろそろ真剣に考えてみませんか?住宅に関する話題だけではなく、アロマのことやフラワーアレンジメントのこと、ハワイアンアロハタロットのことなど、いろんなセミナーやイベントも企画しています。
もちろん、資金計画や工務店選びのセミナーも・・・。


フェイスブックページも、近日中にOPENしますので、鋭意告知させていただきます!  


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2012年09月20日

6ヶ月点検

先日、今年3月にお引渡しをさせていただいた、パッシブデザイン住宅A様邸に、6ヶ月点検のためお伺いしてまいりました。

お引渡し時には、まだ赤ちゃん赤ちゃんしていた小夏ちゃんも、ずいぶんお姉ちゃんっぽくなってきました。



A様邸は、リビング床の無垢のノキ床板や、高千穂シラスの塗り壁など、色々な実験的なことをさせていただいたお宅で、6ヶ月目の変化が我々としてもとても楽しみでした。

ヒノキの床板は、予想通り経年変化で、あめ色がかってきています。



シラス壁は、お引渡し時粗い感じが多少和らいで、手で触ってもそれほどざらざらした感じではありません。

奥様から「夏の間も、ほとんどエアコンなしで過ごせましたよ~」と、うれしい言葉もいただき、すべりの悪い網戸の修理だけ、ぱぱっと済ませて、点検を終了させていただきました。

「いつもお忙しいでしょう?」と、優しい奥様からスタミナドリンクも頂きました。(笑



そして、A様邸訪問時のお楽しみ、有名なラーメン屋さん「カナキン亭」でツケ麺を食し、楽しい6ヶ月点検を終了いたしました!

  


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2012年09月04日

Q値いきなり廃止って!

大手ハウスメーカーのように、専門の研究員が居るんならともかく、我々零細工務店にとって、住宅政策の変更による、さまざまな手続きや自己評価方法(住宅の性能などを自社で評価するスキーム)の変更は、そう簡単な話ではありません。
ちょっと難しい話になりますが、現在国交省を中心に進められている、住宅の省エネルギー基準の見直しにより、住宅の「年間予想光熱費」などを計算するための、根拠となる住宅の性能については、現在一般的にはQ値(熱損失係数)というものを算出して、これを根拠にどれだけのエネルギーを使う家なのかを計算します。これを、光熱費換算することで、住宅を建築する前に、だいたいの光熱費が予想できるというわけなんです。


しかし、今回この計算根拠であるQ値の利用が廃止されるかもしれない、という方向性をこのチームが発表しました。
今後は、Q値ではなくN値(熱伝導率)を使用して計算しなさい、とうのが今回の一番大きな変更点。
QでもNでもいいから、もっと速く言ってくれ!こっちは、文系の頭にムチを入れて、必死でQ値計算を理解したのに!
特に、当社のように「パッシブ・デザイン」を主張している工務店にとっては、この計算はいわば生命線なんです。
これからまた、号泣しながら勉強します。N値を。(涙  
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2012年09月03日

家は、強さとデザインと・・・。

お客様の1st.プレゼン準備中です。

街中の物件なので、通風や日照が気になります。



これは、「通風シミュレーション」作成の様子。建築地の地域特有の、卓越風(ある時期に特徴的に吹く風)や、周辺建物との関連を入力して、実際の通風状況に近い風をシミュレーションします。



こちらは、日照シミュレーション。最も太陽の低い冬至の時期に、どのように陽光を取り入れるか?また、最も陽射しの厳しい夏至の時期に、いかにして直射日光を避けるか?

そんなことを、とても大切にしながら、プランニングをして、プレゼンさせていただいています。

アキヤマのプレゼンでは、間取りやデザインのご提示だけでなく、パッシブデザインに不可欠な、「通風シミュレーション」「日照シミュレーション」「年間光熱費予想計算」まで準備して、初めてお客様にご提示しております。

どんなに優れたデザインでも、どんなに地震に強くても、暮らしが心地よくなかったら、台無しですからね。  
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2012年08月22日

ストック市場の拡充はいいけども・・・

フラット35(昔の金融公庫)から、新築の融資実行時に、数十年後のリフォーム工事を想定した、新しいローンをはじめます。

日本の住宅の流通耐用年数に関しては、私も短すぎると思っていましたので、この動き自体は大歓迎です。



政府は、欧米各国に比べて極端に短い、日本の中古住宅の流通耐用年数を、欧米並みに引き上げたいという思惑と、中古住宅流通市場をやはり欧米並みに活性化したいという考えから、ここ数年、「いい家を造って、長く住む」ということを、盛んに啓蒙してきました。

ただし、一方ではこの国には深刻な「空室率の増加」 (家余り) という問題もあります。

家余りの実態は、あまり報道されていませんが、その半分は賃貸住宅によるものです。

持ち家の方々の、新築・改築工事に対する施策については、政府が次々と打ち出しておりますが、賃貸住宅の家余りを、飛躍的に改善できる可能性のある、「リノベーション」に対する融資制度については、ほとんど手が打たれておりません。



ストック市場の活性化はいいが、本当の意味で良質なストック市場を望むのであれば、今現在とてつもない空室を抱えている、賃貸住宅へのリノベーションローンの拡充も、同時平行で進めてくれなければ、期待しているほどの効果は望めないと思います。  


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2012年08月17日

それが、不動産・建築業という仕事です。

お盆休みですね~。Facebookを見ていると、案外今日から仕事の方も多いようですが、大企業にお勤めの方などは、今週一杯お休みという方も少なくないでしょうね。

さて、私はというと、なんだかんだで会社にいます。わが社がお休みでも、行政機関が動いていますので、司法書士や弁護士の先生方、金融機関なども動いています。
特に、弁護士先生がらみの案件となると、先生方からは何の疑問もなく携帯電話や自宅に連絡がきます。
内容が一刻を争うような不動産がらみの案件も多く、当然といえば当然です。

実は、そんな関係で今日も朝から出社してきています。
この仕事を続ける以上、一生こういう生活なんだろうなと思いますが、心配なのは他の社員の考えです。
不動産・建築の仕事は、お客様になにか困ったことが起こった時というのは、とても重要な問題であるということが多々あります。

この業界で仕事をする人間の、最低限の心構えとして、「いつ、なんどき、誰からの挑戦も受ける!」という名言を吐いた、アントニオ・猪木の言葉を胸に刻んで、がんばってもらいたいと思います。  
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2012年08月09日

ていねいな暮らし・・・

今日は朝から、10年点検ため、久しぶりにN様邸にお邪魔してました。

10年ちょっと前に、たまたま私が取った電話に、土地のご相談を頂、さっそくご紹介せていただいた土地を気に入っていただき、ペントハウス付の2階建てで、建築させていただいた、私にとっても思い出深いお宅です。



奥様はお茶の師範をされているので、1階の内装は数寄屋造りに、水屋を設け、玄関横の木戸から和風の坪庭を抜けて、お茶室へアプローチできるように設計しました。

今回は、10年点検ということで、基礎周りや外壁の劣化など、1時間半ほどかけて点検させていただいたんですが、とにかく仲が良くてステキなご夫婦です。

お茶のお師匠さんだけあって、茶室を含めたお宅のお手入れも完璧で、新築して間もないのでは?と見まごうほど、丁寧に暮らしていただいておりました。



「いい家を建てて、大切に末永く住む」ということや、「丁寧に暮らす」ということを、言葉で言うのは簡単ですが、ご夫婦力を合わせて、この言葉を実践していらっしゃる、N様ご夫妻をまたまた大好きになってしまいました。  


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